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逃亡者日記R

あらゆることから逃げ続けて二次元に逃避する倒錯者escaperの雑記書きなぐりブログ

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2017.05.15 Mon エロゲーレビュー:9-nine-ここのつここのかここのいろ

年度末年度初のバタバタも収まったかな、ってとこ。
昨年度と違いそこまで移動しなさそうだし、エロゲに腰入れていきたいところ。

0.関連ページ
公式
http://palette.clearrave.co.jp/product/kokoiro/

1.キャラ
(1)九條都(CV:澤田なつ)
この作品のメインヒロイン。分割作品なので、このキャラ以外の攻略はできない。
つばす絵に澤田なつ乗っけりゃそりゃまあ強いよな…

(2)新海天(CV:沢澤砂羽)
妹キャラ。CV強いから攻略したかった感。

(3)香坂春風(CV:渚しろな)
先輩キャラ。正直この作品だけだと謎だけで終わる。

(4)結城希亜(CV:夏和小)
他校の生徒。正直都以外語ることねえよ…

2.システム
特筆点はなし。
さくさくから引き続き立ち絵鑑賞は実装。

3.音楽・演出
特筆点はなし。

4.シナリオ
先に伝えておこう。筆者はましフォニ、さくさくは大変好きなので、どっちかというとぱれっとに好意的なプレイヤーである。それを念頭に、下記を読んでほしい。

(1)9 -nine-シリーズについて
まず、公式ページに載っている「単体で楽しめる作品」という表現はちょっと誇大広告感はある。
シナリオを完全におまけとして考え、都とのえっちシーン集、として考えているならまあ認めなくもないが、シナリオとしては伏線ばらまきまくりで最後に「続く」と来ているので正直あまり擁護はできない。
とはいえ「恐らくこういう意図で単体で楽しめる作品」って言ったんだろうな、というものは読み取れはしたので、下記(2)、(3)で述べる。

(2)この作品:「ここのつここのかここのいろ」について
一応「都と結ばれるプロセス」としては必要最小限度のものは揃っている。都が翔の好意に気付くのも、能力のくだりから無理のないものに仕上がっているし、身体を重ねるまでが早いのも、死を予言されいつ死ぬかわからないから、という理由付けはされている。恋愛ものとして、そこまで無茶なシナリオ展開はしていない。低価格ゲーに必要なシナリオの圧縮を「アーティファクト」というエッセンスで行うことには成功していると言えるだろう。

(3)推測:今後の作品展開について
確定バッド√を仕込んだのもシナリオの一部として「都の死」を取り入れることで、上記のシナリオ展開を行いやすくすることの他に、この作品群全体が「枝」という世界観で構成されていることを示している。
今後出る(であろう)天、春風、希亜の√は恐らくだが、「枝」として出すものではないかと推測される。つまり世界線は違うものとして扱われ、連続したシナリオ構成をとらないのではないと考えられる。
我々プレイヤー側はアーティファクトが絡むこの世界観の謎を、それぞれの枝シナリオを通すことで理解するため、『シリーズをとおしてプレイしていただくことで、より深く「9 -nine-」を楽しんでいただくことができます』というホームページの表現にしたのではないかと私は推測している。

しかしそう考えると妙なことが、都シナリオの最後で「to be continued」としたことである。
展開として予測されるのが、3本の「枝」シナリオを出した後、それを統括するグランドエンディング的なものを用意するつもりがあるのではないかと思っている。

(4)何がまずかったのか
さて、ここまで述べた上で何故この作品がネット上でぶっ叩かれるのかを考えてみる。

一言でいうならば、「ヒロインとの恋愛模様」と「作品背景:アーティファクト絡み」との配分ミスが原因と考えている。後者がやたら重いせいで、伏線のブン投げ感が目立つ。

同じ低価格ゲーシリーズものの「ウソシリーズ」はよく比較に上がるところであるが、ここでも比較をしたい。
「ウソシリーズ」の場合、魔導具やエリス、雪華の背景事情というシリーズを通した伏線も出はするが、それぞれ単独のシナリオを阻害するものではない。ヒロインとの恋愛模様を軸に描かれている。
ところが「9-nine-シリーズ」はそうではない。アーティファクト絡みの話が重々しく横たわっているせいで、恋愛模様にプレイヤーが集中するようにシナリオが構成されていないのである。
先にも述べたように、アーティファクトのエッセンス自体は低価格ゲーに求められているシナリオの圧縮に寄与はしているが、後述するようにエロシーンが少ない(少なくともウソシリーズより圧倒的に少ない)ため、単純に縮められて終わっているのである。
ここが一般のプレイヤーに受けが悪い理由ではないだろうか。

このシリーズが不幸なところは、この形式の先駆者であるウソシリーズのクオリティが高い点にもある。「抱き枕付低価格分割ゲーム」のラインがウソシリーズ基準になっているのである。もしこっちから出ていれば、ここまでぶっ叩かれていない可能性はあった。

5.エロシーン
先述した通り、少ない。回想枠3つで、初夜、フェラ→対面座位、喫茶店衣装→風呂場のみだとうーん感ある。一応「ウソシリーズ」と違い絵が動くので多少興奮はするが…。
最初着ていたゲームのコスプレ衣装えっちくらいはあってもよかった。

6.総合評価
結局のところ、つばす絵にどこまで価値を求めるかによって変わってくるゲーム。
ただ、つばす絵は好きでもウソシリーズと比較するともにょる部分もあるので、一般受けはしなさそうではある。

個人的に言うならば、つばす絵×CV澤田なつだったので、この作品自体は一応値段相応かそれ以上の価値は見いだせている。ここに価値を見出せるのであれば、手を出してもいいのではないだろうか。
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2017.04.17 Mon エロゲーレビュー:アキウソ -The only neat thing to do-

やたらエロゲやっててワロタ
まあ年度末年度初めだから田舎に封印されているだけなんですけどね…

0.関連ページ
(1)公式
http://www.campus.gr.jp/product/akiuso/index.html

(2)このブログ
ハルウソレビュー:http://escaper0702.blog97.fc2.com/blog-entry-121.html
ナツウソレビュー:http://escaper0702.blog97.fc2.com/blog-entry-124.html

1.キャラ
(1)エリス・F・カートレット(CV:有栖川みや美)
この作品での対象ヒロイン。
今まで謎だった背景事情も明らかになった(吸血鬼)

発声回数が当然多いため、なんか鼻が詰まったようなしゃべり方がやたら耳に障る問題が…
有栖川さんこんな演技だったっけ…。

(2)雫・サージェント(CV:くすはらゆい)
初顔のキーパーソン。
あざとさの化身でプレイヤーを全力でぶん殴ってくる。

正直、私はこの娘を攻略したかった(血涙)

(3)姫野桜月(CV:木屋場里絵)
ハルウソでのヒロイン。やっぱり車の人が暴力的に強い。
そして振られたあとの描写もまた魅力的で、ハルウソ、ナツウソのヒロイン陣をないがしろにしないシナリオ構成は好感を持てる。

(4)和泉葵(CV:夏野こおり)
ナツウソでのヒロイン。桜月ほどではないにしろ、振られ描写は描かれる。

(5)帝堂雪華(CV:榊原ゆい)
変声機の正体も恐らく会長と思われ、様々なところで登場、フユウソでの引っ張りもこの作品の肝と言える。

2.システム
大きな変更点はなし。

3.音楽・演出
登場人物がウソを言っている場合、テキストのフォントが変わる演出は今作でも当然登場。
アンチレッドラインとそのトリックの伏線は非常に上手い。

4.シナリオ
(1)「ウソシリーズ」の一部としての「アキウソ」
ハルウソ・ナツウソがどちらかというとキャラに焦点を当てているのに対し、こちらは「ウソシリーズ」全体の背景設定である魔法や吸血鬼などの設定に多く言及が見られる。
ハル→ナツやナツ→アキの伏線はそうそう多くはなかったが、アキ→フユについては多めの伏線を撒いているあたり、アキウソという作品から「ウソシリーズ」のシナリオの一部としての話が展開されているように思う。

(2)桜月と葵の描写と、そこから見える「分割作品のシナリオの在り方」
キャラの項でも触れたが、桜月、葵の心情描写にもそこそこの力を入れている。これは「桜月が一番だから、別にアキウソまではいいかな…」ってユーザー層に対し、ある一定の訴求効果を求めているのではないかと考えている。

モデル化(※)してみよう。
キャラA、B、C、Dのシナリオをフルプラ1本と、今回のように分割4本で売る場合を考える。
あるユーザーXが、キャラAに対して強いプライオリティを持っている場合、フルプラ1本で売れば8000円の売り上げを出せるが、分割の場合2000円しか出せない。
さて、XにBCDの分の購買意欲をどう出せばいいか、と考えると、1つとしてはAの登場回数をB、C、Dのシナリオで多くする方法が考えられるわけである。

ここから導き出される1つの結論としては、「分割作品のシナリオは、単にフルプラのシナリオを分ければいいというものではない」ということである。当たり前のようで、現在エロゲ業界が手を出しているロープライス作品が今後守っていくのか不安な面がある。

単に分割して、AシナリオではAしか出ません、BシナリオだとBしか出ませんでは、単発の売り上げしか見込めない。それぞれのシナリオにおいて、他の各キャラにそこそこの見せ場を用意する必要が、分割作品のシナリオには求められるわけである。
これはキャラをデザインした時点で、どのキャラにどういう役割を持たせて、ファーストインプレッションでは誰がウケそうか、というのをある程度計算したうえで販売順を考えなければならないため、フルプラより難しいと私は考えている。

ウソシリーズの完成度が高いと考えている理由の一つに、この辺りがしっかりできていることが挙げられる。

(※)このモデル分析はもうちょいちゃんとやりたかったんだけど、めんどくさくなったから一例のみにした。

5.エロシーン
1キャラに10もシーンあるのはやはり力が入ってると言わざるを得ないだろう。
詳細は割愛。

6.総合評価
ハルウソ、ナツウソと同様、低価格帯エロゲとしてみるなら完成度が価格以上の完成度はある。あとはヒロインとして好みかどうかの勝負になってくる。そういう意味では、ハルウソの方が好みではあるが、それは主観的評価に過ぎない。

ただし、ハルウソ、ナツウソと違うのは、この作品は単発でやるゲームとして考えると疑問符が付く点である。シリーズ3作目ということもあり、ハルウソ、ナツウソの知識はベースとなっているし、フユウソへのつなぎも見られるため、この作品については単独の評価が難しいと個人的には考えている。

ハルウソ、ナツウソをプレイした人が、ウソシリーズの世界観により入っていくための作品という側面が強いのではないだろうか。そう考えると、エリスが一番好きな人でも、最低限、ハルかナツのどちらかは触れてみるといいだろう。

2017.04.09 Sun エロゲーレビュー:ナツイロココロログ Happy Summer

0.公式等
公式
http://hearts.amuse-c.jp/rorologhs/index.html

前作レビュー
http://escaper0702.blog97.fc2.com/blog-entry-126.html

1.キャラについて
プレイ順は香奈恵→久遠→綺新→現実ハーレム→電脳ハーレム→小都音→鈴

(1)常盤久遠/クオン
幼馴染。CV:蓬かすみ
センターヒロイン幼馴染。幼馴染としては悪くないので、そもそも幼馴染という属性にどれくらい重きを置くかによる。

(2)臣苗鈴/リン
実妹。CV:鹿野まなか
しっかり実妹。FDでも殺人的なかわいさ。
何気に専用の背景等ももらっているので、一番シナリオで優遇もらっていると思う。

(3)名城綺新/キサラ
おっぱい先輩枠。CV:かわしまりの
関係の掘り下げ方はなかなかよかったので、FDで株を上げてくるキャラだと思う。

(4)七国小都音/ライ
後輩(妹の友人)枠。CV:八尋まみ
FDになって増々かわいくなった。
アイドル属性まで本格的に付与されて無敵感ある。

(5)梅宮香奈恵
顧問の先生。CV:橘まお
FDで枠もらえてた。やったね先生。
全裸でうろつき始めたりして、おいおいおいって感じだったけど。

2.システム
ゲーム周りでは変更点なし。
立ち絵鑑賞が追加。

3.音楽・演出
特筆点はなし。

4.シナリオ
基本的には、本編のそれぞれの√の後日談集。
新たに実装された「プライベートモード」を共通項として、ぶっちゃけただセックスするのがメイン。
本編だとエロシーンが少なめで、シチュも単調気味だったので、その補完をしつつ、シナリオを若干補完する感じで構成されている。

(1)久遠
シナリオの補完という観点では、墓参りの描写が追加。母親の話題ができるようになったのに墓参りの1つも行かないのは割と気になっていたので、その辺りは汲み取って描けていたと思っている。

(2)鈴
本編のビターな落とし方の路線をそのままに、二人のことを誰も知らないところでのデート、そして想い出の夏祭りで締め。随所にしっかり兄妹間恋愛の葛藤面の描写もしており、妹モノシナリオとしての完成度をあげている。
ロロログ全体をとおして、鈴√がぶっちぎりでシナリオがよくできている。

(3)綺新
主人公の成長物語の側面があるが、綺新自身も「あのデートはノーカンだ」としっかり女の子しているので、高水準でバランスが取れている。
綺新の母親も親父としっかり会ったみたいだしよかったよかった。

(4)小都音
テーマは小都音の成長。ライが一瞬出るものの、それはエロシーンの都合であろう(
憧れの具現化であったライに近づく小都音の描写をしっかり描いている

(5)香奈恵
全裸ウォーキング(
サブヒロインではあるものの、しっかりかわいい面がみられる後日談をもらえていると思いました。

5.エロシーン
現実ハーレムx2
電脳ハーレムx2
久遠x5(電脳水着、電脳バック、フェラ、水着 など)
鈴x5(電脳水着バック、新衣装、浴衣 など)
綺新x5(電脳キサラ水着、電脳ナギ、パイズリ、押し倒し)
小都音x4(フェラ、ラブホおもちゃ、お花畑 など)
香奈恵x3(全裸、温泉、学校)

小都音は本編で多かったので、1枠割を食ったかな?

6.総合評価
FDでフルプラは結構冒険だなと思いはしたが、エロシーンの内容、シナリオを考えても、一応及第点。
というのは、ボリュームとしては実はそんなに多くない。エロシーンは多いが、このゲームエロシーンがちょっと短めだと思うので、総合的にちょっと小粒に感じてしまうところはある。

本編が気に入っているのであれば文句なく勧められるが、全体を通して一気にやって評価となると、ボリュームに対しての値段はどうなんだろうというところはあるかもしれない。

ロロログシリーズ自体は非常にいいものだったと思います。特に鈴という妹を生み出したのは大きい。
Heartsさんの今後に期待します。

いじょ

2017.03.21 Tue エロゲーレビュー:ナツイロココロログ

FDが出るので手を付けました。
なんとかギリギリで攻略を終えたので、次はFDやります。

0.公式等
http://hearts.amuse-c.jp/rorolog/

1.キャラについて
プレイ順は鈴→久遠→小都音→香奈恵→綺新
キャラ評価はFDが出るとわかっている以上はそっちを込みで判断したいのでささっと。

(1)常盤久遠/クオン
幼馴染。CV:蓬かすみ
センターヒロインだけど、話の根幹である現実と電脳の恋愛というコンセプトからは割と縁遠いキャラ。
幼馴染としてはそこそこなのではないでしょうか。

(2)臣苗鈴/リン
実妹。CV:鹿野まなか
しっかり実妹。シナリオの項で触れますが妹シナリオとしては私的にはかなりいい部類のシナリオに入るかと。

(3)名城綺新/キサラ
おっぱい先輩枠。CV:かわしまりの
個人的にはキサラも方が好み。

(4)七国小都音/ライ
後輩(妹の友人)枠。CV:八尋まみ
個人的にシナリオが鈴なら、キャラは小都音(というかライ)が好み。

(5)梅宮香奈恵
顧問の先生。CV:橘まお
サブ攻略枠。というか攻略サイト見るまで攻略できるのを知らなかった(

2.システム
特筆点、不満点はなし、プレイする上でストレスはない。

3.音楽・演出
特筆点はなし。

4.シナリオ
中核は「リアルリンクプロジェクト」、現実と電脳の恋愛のクロスオーバーが核となる。
電脳世界というと戯画のBALDRシリーズが浮かぶ人も多いと思うが、あそこまでおどろおどろしいものではない。

1.舞台設定考察
(1)リアルリンクプロジェクト
ゲーム内での恋愛シミュレーションを通じて、現実での恋愛にフィードバックさせることを目的とするプロジェクト。乱暴な言い方をするならば、ギャルゲーのオンラインか。綺新の父と香奈恵が進めていたが綺新の父が他界し、香奈恵がプロジェクトを引き継いで進めていた。

綺新がプロジェクトに協力するために香奈恵とともに電脳研究部を立ち上げ、そこに嘉人を誘ったことで話が始まる。

(2)舞台効果
さてこの舞台設定、シナリオにどう作用しているか。①と②に分けて述べる。

①シナリオにおける恋愛過程の加速
まず恋愛シミュレーションという媒介を通すことで、恋愛をする上での過程をある程度すっ飛ばすことができる。これは次の3項に大別できる。

(ア)鈴√にみられる効果
この効果が一番有効になっているのが鈴√である。兄妹間の恋愛を描くのはシナリオ的にすごく難しい。義妹であれば「義理だから~」の免罪符でごまかすことも可能だが、実妹を攻略するとあるとそうもいかず、兄妹が恋愛関係に落ちる模様をしっかり描く必要がある。この舞台設定により、「兄妹」ということを意識することなくシミュレーションを行うことで関係を深め、恋愛過程における兄妹間恋愛の葛藤というものを合理的に後ろに回すことができている。(※1)
これがなかなかうまくできており、通常は兄妹間恋愛だとそもそもとして、「お互いが兄妹ではなく恋人として意識する」という取っ掛かりの部分からなかなかロジカルに描きにくいが、その困難を後回しにすることで先にお互いの恋愛感情を醸成することが可能であり、シナリオの停滞や論理性不足の解消に一役買っている。

(イ)他√にみられる効果
過程のスキップは久遠√、綺新√も同様の効果がみられる。
久遠√では疎遠になった幼馴染の距離間を縮める目的で、綺新√では「恋愛に疎い」というキャラに対してのブーストが目的で、シナリオを流す重要な舞台装置として働いている。
小都音√は電脳と現実の人格が違うため、この効果は表れていない。小都音√に対してこの舞台装置が及ぼす効果については後述する。

(ウ)メタ的な効果
電脳の恋愛を現実世界にフィードバックすることがゲーム内でのプロジェクトの目的であるため、ゲーム内での目的と、リアルでの目的が合致している例と言える。「リアルリンクプロジェクト」という舞台装置を通して、実シナリオ面でも恋愛模様の進行を進めているといえるであろう。

②多重人格性の演出
第2の効果は現実と電脳による多重人格性の演出である。これはキサラとライで見られる。

(ア)綺新√
キサラは本音変換ツールを搭載しているため、そもそもとして作られた人格に近い。キサラ√の肝は、綺新とキサラの人格の漸進的近似化も見どころにあるだろう。最初は綺新とキサラの差がはっきりしているため、「いやこんな行動綺新はとらねえだろ…」という感想がプレイヤーにあるが、恋愛過程が進むにつれてキサラの行動に違和感が少しずつなくなっていく。それは本音変換ツールが完成に近づくというのもあるが、恋愛模様が進むためプレイヤー側も「もしかしたらこういうこともするかもな」という感想に変わっていく。

(イ)小都音√
一方ライは小都音が作り出した人格である。これを電脳世界に投影しているため、小都音とライに人格的差異が存在する。小都音の理想がライであるが、作り出した人格に過ぎないライとの対話がどんどん進んでいき、最終的に人格の分離が行われてしまう。

蛇足ではあるが、筆者はこの√をプレイした時の当初予想は他人のアカウントでのログインであったが、正解は上記の通りであった。しかし多重人格を若干軽く描いている感じが否めず、落としどころに疑問符が生じる。

2.各シナリオ考察
上記考察を基に、各シナリオを検討していく。

(1)久遠
一言でいえば、このゲームで取り扱う意味合いはあまりない。
というのは、結局のところ疎遠になった幼馴染との恋愛模様であり、上記の通り根幹に電脳世界もあまり絡まないためである。(※2)幼馴染シナリオとして見るならば、出来自体は悪くない。

(2)鈴
妹モノシナリオとしては合格点。兄妹間恋愛の葛藤は舞台設定で解決を図っている。
特に最後の電脳デートの演出は見事。「最後」とお互いが知っているからこそのデート進行、デート前に嘉人は感覚フィードバックを下げたことによる「まるでお兄ちゃんとのあいだに、何枚ものカーテンが挟まっているみたいで」という伏線回収、この辺りはそこまで長くないシナリオながらしっかりとまとめ切れていると考える。

兄妹間恋愛のもう一つのヤマとしては「親族説明」があるが、ここの部分は悪い言い方をすればブン投げをしている。
とはいえシナリオの落とし方はハッピーエンドというよりは、「このあとどんなことになっても、この夏のことは忘れない」というセリフにもあるように、かなりビタースイートな感じで落としている。個人的には「理由なきハッピーエンド」よりは、こういったビターエンドの方を評価している。当人同士が幸せならば、それは一つの形なのである。(※3)

(3)綺新
リアルリンクプロジェクトそのものの言及もあるため、シナリオの中身も相まって正ヒロイン度は高め。綺新の親父が残したプログラム人格といい、このシステムの汎用性が伺える。リアルリンクプロジェクト自体の目的は一応この√では果たされる。

(4)小都音
多重人格という難しいテーマでいって、まとめ方がうーん…という感じだったのでなんとも。キャラは2人とも強かっただけに残念。
理想と現実あたりをテーマ設定に持ってきて、理想を投影できる媒体があって、そこに恋愛のすれ違いをもってきて、という流れは悪くなかったように思えるので、あとは説明の補強の問題だとは思う。

(5)香奈恵
サブヒロインなので特に語る点はない。

(※1)実際には主人公サイドは事情を知っているため、主人公側の葛藤はあるが
(※2)無駄な電子ロック解除の格闘シーンがあるけど…
(※3)数少ないエロゲ経験で、もう1つビター系で落としているもので評価しているのが、FORTUNE ARTELIALの瑛里華の初回√。読後感という意味ではTRUEより好き。

5.エロシーン
この手のゲームにしては、思ったよりは少ない。
エロシーンについてはFDに期待というところか。

枠数は久遠3、鈴5、綺新4、小都音5、香奈恵3
綺新がベーシックに現実と電脳で2-2。久遠は現実が2で電脳は1。鈴は現実3の電脳1。
小都音が特殊で、小都音2、ライ2で電脳3Pに1枠存在。

久遠が結構な割の食い方をしていて、フェラ系統がない。理由は不明。

6.総合評価
萌えゲーに見せかけて思った以上にシナリオがあるので、そこは評価。しかし萌え重視のゲームは最近エロシーンも多めの傾向にあるため、エロシーンが少なく感じてしまうかもしれない。
そういた意味で、プレイ後の前と後でイメージが違うゲームなので、そこをどう考えるかによる作品である。

個人的には評価は高め、お勧めできる作品だと考えている。
FDも期待している。

いじょ

2017.03.07 Tue エロゲーレビュー:猫忍えくすはーと

エロゲやる暇が取れねえ…

0.公式等
https://whirlpool.co.jp/nekonin/

1.キャラ
風魔ゆら(CV:小鳥居夕花)
ヒロインその1。小鳥居夕花の忍者ってどこかで見た気が…。
たまより頭よさそうに見えて終盤の馬鹿さ加減がヤバいので結局この娘も抜けてるんだと思う。

風魔たま(CV:あじ秋刀魚)
ヒロインその2。ふわふわしてます。

2.システム
特筆点はない。

3.音楽・演出
猫耳がピコピコする以外の特筆点はない…

4.シナリオ
ほぼないに等しい。
最近のWhirlpoolはそもそも話がそこまで、って感じなので、それでロープラ作られたらまあこうなるか…って感じのもの。
(涼風のメルトは良作だと思っているのですが、その頃のWhirlpoolとはもう方針も変わってしまっている気がする)

同じロープラのウソシリーズ、セイイキシリーズと比べると残念感が否めない。

5.エロシーン
これまた他社同価格帯のゲームと比べるとかなり物足りない。
ボリュームもさることながらシチュエーションの数がちょっと…、というのが本音。

個人的な希望をぶっちゃけるならフェラが足りない(

6.総合評価
辛口に言うなら、抱き枕のおまけ程度の代物だと考える。

他社同価格帯(実際はこのゲームの方がちょっと安いが)のゲームが「この値段でこのクォリティか」と言わしめる出来なのに対し、価格帯的に比較に上げざるを得ないこのゲームはどうしても「うーん…」となってしまう。

正直、抱き枕に価値が見いだせないのであればこのゲームはかなり厳しい。
あるいは小鳥居夕花さん、あじ秋刀魚さんスキーなら、まあなんとか…?


いじょ
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